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本と寄り添いながら(41) 「世界を見る・考える」第37回 現在を直視し、過去から学ぼう(その24) |
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日本のこと(その5) 政府は毎年40兆円もの国債を発行している。国債とは「借用証」だから毎年借金が増えているということだ。年間予算の半分も国債で補い始めて何年になるだろう。日本の国債は、アフリカの小国ボスニアと同じ格付けになっていると言うことは、それだけ評価が低く、日本国が危ないと言われているのと同じである。しかも今年度から過去に発行した多額の国債の償還が迫っている。いよいよ日本は危ないぞという声が巷に溢れている。そうした折に過去を振り返る余裕もないのだが、過去に学ばなければこれから先の希望も見い出せないだろう。先月予告しておいた、金融破綻した金融機関名をここに列挙してみよう。戦後52年間、銀行の破綻がなかった日本で、一挙に多くの銀行が破綻したのはなぜか。それについては別の機会に考えたいと思う。だが、破綻した金融機関名を見るだけで事の重大さを理解していただけると思う。バブル崩壊後大きな不良債権を抱えて銀行破綻の引き金となった「ノンバンク」とは生命保険、損保保険会社系の金融機関がそのほとんどで、それらを含めるともっと巨大な問題だと言うことが理解できるだろう。 北海道拓殖銀行、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行、国民銀行、兵庫銀行、幸福銀行、 なみはや銀行(福徳銀行)、新潟中央銀行、中部銀行、石川銀行、 コスモ信用金庫、東京 協和・安全信組、木津信用組合、神奈川信用組合、大阪信用組合、三福信用組合、和歌山県 商工信用組合、東海信用組合、品川信用組合、田辺信用組合、大阪大和信用組合、三重県 信用組合、土岐信用組合、河内信用組合、北九州信用組合、共同信用組合、千歳信用組合、 豊信用組合、信用組合大阪弘容、足立綜合信用組合、紀北信用組合、日南信用金庫、湘南 信用組合、埼玉朝銀信用組合、新潟中央銀行、振興信用組合、玉野信用金庫、朝銀大阪信 用組合、信用組合高知商銀、総武信用組合、朝銀・宮城信用組合、朝銀・福井信用組合、朝 銀・愛知信用組合、朝銀・島根信用組合、朝銀・山口信用組合、朝銀・福岡信用組合、静岡商 銀信用組合、北兵庫信用組合、長崎第一信用組合、東京都教育信用組合、小川信用金庫、 信用組合三重商銀、京都信用組合、新潟商銀信用組合、信用組合山口商銀、東京商銀信用 組合、信用組合福岡商銀、信用組合関西興銀、朝銀・近畿信用組合、朝銀・大阪信用組合、 小樽商工信用組合、旭川信用組合、岡山市民信用組合、富山市民信用組合、朝銀・関東信用 組合、朝銀・東京信用組合、朝銀・千葉信用組合、朝銀・長野信用組合、朝銀・新潟信用組合、 朝銀・近畿信用組合、三栄信用組合、不動信用組合、石岡信用金庫、茨城商銀信用組合、信 用組合大阪商銀、京都みやこ信用組合、信用組合京都商銀、都民信用組合、東京中央信用 組合、岡山県信用組合、永代信用組合、網走信用組合、大阪第一信用金庫、東京信用組合、 和歌山商工信用組合、長島信用金庫、だいしん信用組合、朝銀・廣島信用組合、相互信用金庫。 ここまで調べて書くだけでくたびれるほど破綻銀行が多いのに驚く。まだこの他にも破綻した銀行があると思われるが、どうか各自で調べていただきたい。「朝銀」や「商銀」が地域ごとに多く出てくるが、それぞれ独立した法人である。「朝銀」は北朝鮮系の銀行であり、「商銀」は韓国系の銀行である。どちらも不動産に巨額の貸付を行い、闇の世界とつながってあくどい地上げを行ったことは誰もが知っている事実である。 銀行と闇の世界との癒着についてもう少しだけ書いておこう。総会屋小池隆一の名前を覚えている人が多いだろう。彼は野村證券の利益供応問題で新聞などにクローズアップされた。彼は大和、日興、山一と言う日本を代表する証券会社の株をそれぞれ30万株も所有し、総会屋としてこれらの会社で暗躍した。このような膨大な資金がどうして彼の手元にあったのだろうか。答えは明快である。なんと第一勧銀が彼に対して117億円もの融資をしていたのである。このことに端を発して第一勧銀問題が持ち上がる。そして逮捕者45名、辞任したもの83名、処分を受けたもの214名となった。ついには宮崎会長が自殺したのだが宮崎は会長職ではあったが実は動かされていただけの存在に過ぎなかった。 小池に対する利益供与事件だけでも第一勧銀から11名、野村證券から3名、大和證券から6名、日興證券から4名、山一證券から8名、道路公団から1名、大蔵省から4名が起訴され猶予付きだが実刑判決が出ている。 小池以外で読者の記憶にあるとすればイトマン事件の許永中だろうか。許はイトマン事件の他に広域暴力団住吉系とつながりがあり、同和にもつながりを持っていた。許の人脈を挙げると面白い構図が見える。南野洋・大阪府民信用組合理事長、大田清蔵・東邦生命元社長、内田和隆・近畿放送元社長、伊藤寿永光・イトマン元常務、河村良彦・イトマン元社長、磯田一郎・住友銀行元会長、亀井静香・自民党政調会長、竹下登・元内閣総理大臣、中尾栄一・元運油相、池田保次コスモポリタン会長、岡本醇蔵アーデン・ホーム元会長、(すべて当時)など、錚々たる人脈である。許は2千億円の詐欺事件の被告でもあった。関西空港問題などで浮上する泉井純一という名も記憶している人がいるだろう。石油ブローカーだった彼とは自民党の山崎拓や加藤紘一、小泉純一郎、森喜朗、三塚博、額賀福志郎まで当時名前が出ていたものである。この件で逮捕されたのは運輸省の服部事務次官だった。この他、大蔵省主計局涌井官房長が泉井から絵画などを貰っていたことも明らかになっている。こうして名前を掲げると思い出す人もあるに違いない。 不良債権とは、貸した金が返って来ないということだが、どうして貸した金が返ってこないのか。闇の世界の連中と銀行が凭れ合って不動産投資を繰り返したために、バブル崩壊後、資金回収が出来ないのが実情である。銀行は初めからドロボーに金を貸したようなものである。バブル崩壊後銀行側が回収をしようとした矢先に住友銀行東京本店前に糞尿が撒かれるという事件が起きた。そして住友銀行の名古屋支店長が殺されるという事件も起きた。大手銀行は闇の世界に貸した金を取り立てることすら出来ないのだ。 ここで、バブル当時からの荒れた世相を見てみたいと思う。 1975年=ロッキード事件1979年=ダグラス・グラマン事件(松野頼三が逮捕された)1980年=KDD事件1986年=撚糸工連事件(自民党の稲村佐近四郎が逮捕された)1987年=平和相互銀行事件(平和相銀の乱脈経理竹下登の金屏風事件が明るみに出た)1988年=砂利船汚職事件、リクルート事件(政界を揺さぶった大事件)1991年=東京佐川急便事件(暴力団稲川会の石井進会長も絡む大事件で、100名以上の国会議員が関係した)イトマン事件。1992年=金丸信脱税事件(言わずと知れた本尊金丸自信の犯罪)ゼネコン事件(宮城県知事、茨城県知事らが逮捕された)。1994年=埼玉土曜会事件(中村喜四郎元建設大臣が斡旋収賄で逮捕された)1995年=2信用組合乱脈融資事件(元労働大臣山口敏夫が逮捕された)。1996年=泉井献金事件。厚生省汚職事件(特養ホームへの不正補助で厚生省事務次官・岡光序治が逮捕された)総会屋への利益供与事件。1998年=日銀収賄事件(日本銀行営業局証券化等を逮捕、松下総裁が辞任)2001年=KDD事件(参院議員小山孝雄が逮捕、元労相の村上も逮捕、額賀経済担当相が辞任)2002年以=(小泉内閣)この年から鈴木宗男の収賄事件を初めとして多くの国会議員の逮捕が相次いでいて、国会議員の質の低下を感じている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・
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